2021年09月17日 18:55

横浜市では、市民に医療を他人ごとではなく「自分ゴト」と捉えてもらえるよう、民間企業等との連携による手法で医療広報を実施する、「医療の視点」プロジェクトに取り組んでいる。このたび、患者や医療従事者それぞれによる「視点の違い」を描くマンガ賞「医療マンガ大賞」の第3回を開催する。

「医療マンガ大賞」では、同じ出来事でも、患者と医療従事者では受け取り方や感じ方が異なることに着目。各々の視点からの捉え方をマンガとして描くことで、視点の違いに互いに気づき、共感を促進することを目指して始めた取り組みとなっている。これまでのマンガ応募数は55作品(第1回)、78作品(第2回)。実施したテーマは、コミュニケーションの難しさ、転院・退院、人生の最終段階、脳卒中・救急など。厚生労働省主催による「第2回上手な医療のかかり方アワード」では、取組を評価され自治体部門の優秀賞を受賞した。

今回も、多くのメディア等から原作エピソードの提供などの協力を得た。また、新たにオフラインの取組として、横浜市内の無印良品の店舗で特別展示を行うなど、協力の幅が広がってきている。医療広報の新しい取組として注目を集めるマンガ賞は、現在、多くの人からの応募を受け付け中。作品応募受付は9月17日~10月18日。結果は12月上旬発表予定。マンガは誰でも応募できる。詳しくはこちら