2021年09月14日 16:19

最新のIoTを取り入れた投資用ワンルームマンションの開発と販売を手掛けるシーラは、江東区大島1丁目に「水害対策マンション」を竣工した。

「建物のハード面」は、ハザードマップから浸水被害の予測を立て、設計地盤面プラス1mを水防ラインと定めて設計。エントランス・管理室・エレベーターなどマンション共用部重要設備のある部分を「水害対策エリア」と設定した。水害対策エリアには止水板、止水扉を設置し、設計地盤面プラス1mの水害からこのエリアを守り、マンションの機能維持を実現可能なものとなっている。更に、電気・インターネット・水道などのライフライン重要設備を水防ラインより高く配置することにより、設備の水没からの生存性を高め、入居者の生活維持を目指した。

「ソフト面」は、 在宅避難を想定した3日間分の備蓄品完備など様々な部分を強化し、災害からの入居者の安全確保と災害設備有効利用を目指している。9階部分には入居者が利用できるルーフガーデンを配置、また、一部の居室内にはフレキシブルスペースを設け、リモートワークにも対応。おうち時間が長くなったからこそ、入浴時間も快適に過ごすため、清潔感を重視し、陶器のようなホワイトカラーに拘った追い炊き機能付きのゼミオートバスを全戸に導入した。

実用性だけではないデザイン性の高い外観も特徴。プラン上屋外避難階段が正面に配置されている為、階段を壁の裏側とし正面は水平にファサードを整えることで、重厚感のあるデザインとした。