2021年08月20日 17:24

松浦工業は、今後ワクチンを接種する人の参考となるよう、岡山県の医療機関と連携し、臨床実験中の対処法「接種後冷却(腕とAVA血管手のひら冷却」を、8月23日より限定公開する。

まつうら工業アイスバッテリー事業部では、医療機関や大学研究機関と連携。スポーツ用アイシング・冷却剤「 アイスバッテリー(R)fresh」を用いたワクチン接種後の接種部位(腕)と、AVA血管 手のひらの同時集中冷却で、副反応症状の緩和効果を確認する実証実験を8月6日に開始した。Youtubeにて、ワクチン副反応対策としての「接種後冷却(腕とAVA血管手のひら)」の紹介を限定公開中。視聴はこちら

実証中の仮説として、腕の腫れについては、米国CDCや国内医学系学会が推奨している、腕と周辺の接種後冷却で軽減できること。また、発熱による頭痛・倦怠感は、手のひら冷却(頬と足の裏のAVA血管冷却も含む)を接種直後から副反応症状が治まる1~2日間に集中して行う。それにより、深部体温・熱の異常上昇を抑える熱冷まし・クーリング効果で軽減できることを挙げている。なお同社では、「接種後冷却」は医療機関と現在実証実験中の仮説であり、現時点で、有効性に関する医学的根拠はないとしている。

8月23日の週から待機時間中の接種後冷却を報道陣に公開して「接種後冷却」の普及啓発につなげていく。また今後は協力医療機関や大学を増やし、同様の取り組みを実施し、8月末に結果を公表する。