2021年08月18日 14:37

ポーラ伝統文化振興財団は、事業の一環である「伝統文化ポーラ賞」の2021年度各受賞者を決定した。

同財団は、「本当の美しさは、内面の美や心の豊かさを伴ってこそ初めて実現する」という想いの下、豊かな社会と文化の向上に寄与すべく、1979年に設立。日本の優れた伝統工芸技術、伝統芸能、民俗芸能・行事などの無形の文化財を対象に、保存・伝承・振興の活動を行っている。

「伝統文化ポーラ賞」は、伝統工芸技術、伝統芸能、民俗芸能・行事など、無形の伝統文化の分野で貢献し、今後も活躍が期待される個人・団体に対し、更なる活躍と業績の向上を奨励することを目的としており、今年度で41回目を迎える。今年は優秀賞2件、奨励賞2件、地域賞4件の合計8件を表彰する。今年度の優秀賞は、九谷焼・色絵磁器の武腰潤さん、長唄(唄方)の杵屋勝彦さんの、各分野の第一人者として長年にわたり活躍を続ける両氏に授与された。

今回は初めての試みとして、無形文化財の魅力をより多くの人に体感してもらえるよう、本年度の受賞者に焦点を当てた受賞者記念展「BIRTH~それぞれのはじまり~」を12月4日~11日まで「すみだリバーサイドホールギャラリー」にて行う(詳細は後日、改めて発表)。同財団は無形の伝統文化を次世代に継承すべき財産として、これからも永く支援を続けていく。

ポーラ伝統文化振興財団