エイチ・アイ・エス（HIS）と岐阜県美濃市は、総務省が推進する「地域活性化起業人制度」を活用し、HISより岐阜県美濃市へ人材を派遣する協定を7月30日に締結した。

清流「長良川」「板取川」と自然豊かな山々に囲まれた岐阜県の中心部に位置する美濃市は、伝統と歴史ある名所が多く、江戸時代の情緒が残る国の重要伝統的建造物群保存地区である「うだつの上がる町並み」や、1300年の歴史を誇り手漉和紙技術がユネスコ無形文化遺産として登録された「本美濃紙」など、魅力ある自然・文化・伝統に食を組み合わせた観光素材が多くある。今回HISと岐阜県美濃市は、アフター・コロナを見据えた国内旅行の需要回復、訪日外国人旅行者の受け入れにむけて、「地域活性化起業人制度」を活用するに至った。

今回の協定に基づく取り組みとして、美濃市産業振興部に着任後、「美濃市の観光コンテンツの開発、提案、旅行商品の企画・着地型商品の造成及び販売」、「美濃市が目指す滞在・体験型の観光地づくりへの貢献」、「HISの海外ネットワークを活かし、アフター・コロナを見据えたインバウンドの事業推進」の業務に携わる。HIS、美濃市それぞれに、行政の理解を深めたHIS社員の育成、旅行会社としてのノウハウ活かした美濃市の観光コンテンツの開発、滞在・体験型の観光地づくりへ貢献し、HISの強みである世界61カ国に展開するHISの集客・送客機能を活かし、美濃市の観光振興の推進に取り組んでいきたいと考えている。

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