2021年07月28日 07:20

三谷バルブは、30年におよぶロングセラー商品のトリガーポンプ「T型シリーズ」を大幅にリニューアル。持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みとして地球環境や人体の健康に配慮した商品にリニューアルし、7月より販売開始する。

1990年に開発した大型トリガーポンプ「T型シリーズ」は、2つの噴射量とネジサイズ24/28mmの計4タイプがあり、累計販売数は約3億個にのぼるロングセラー商品。当時は工業・DIY向けのイメージの強かった大型トリガーポンプだが、サイズ感やデザインを工夫することでボディケアやヘアケアにも使える大型トリガーを開発した。近年では包装容器に対するニーズがさらに多様化するとともに、地球環境や人体の健康への配慮が求められるようになった。今回発売する大型トリガーポンプ「T型シリーズ」を環境配慮型の商品としてリニューアルすることに成功した。

高強度・高耐久のため、ポンプ部品の材料として使用されていたPOMに含まれる人体に有害なVOC(揮発性有害物質)が指摘されるようになったことで、三谷は「POMフリー」化を行った。また、ポンプ構造の見直しに取り組むことでシリコンオイルの不使用を実現した。

ボディサイズはそのままに、従来は4タイプだったラインナップを8タイプに増やした。噴射量は4タイプあり、0.3/0.5mlはボディケアやケアヘア向け、0.7/1.0mlは工業・DIY向けの噴射量となる。ネジサイズは、汎用性の高い24/28mmの2タイプを用意。豊富なラインナップの中から、用途に合わせて選ぶことができる。