2021年07月26日 16:47

日本唯一の技術で完全養殖された「シロアシエビ(通称:バナエイエビ)」の販売を行う「いなかパイプ」は、数量限定で2021年分の出荷を開始した。

シロアシエビは、通常は冷凍の輸入品がほとんど。だが10数年の研究を重ね、日本で初めて日本で産まれ育った親エビの受精卵から孵化したエビを育て、人が食べられるサイズにし、また親エビとして卵を産ませるという完全養殖サイクルを実現させた。

日本でもこのエビの養殖業者はあるが、稚エビの段階で、タイなどから輸入し、それを育てているため、よくてタイ産まれ日本育ち。通常は、東南アジア産まれ東南アジア育ちが多い。また海外では、マングローブを切り開いて大きな池をつくり、そこに水を貯め、病気などが出ないように抗生物質なども投与して養殖するという、エビは環境破壊・大量生産・大量消費の象徴。そのためどこまで安全かわからず、危険度が高いこともあって、一番危険な頭はとって、むきエビの冷凍食品として販売されていることが多い。

同社のシロアシエビは高知県生まれ、高知県育ち。高知県西部の人里離れた場所で、山からの水と海の海水がちょうど混ざる汽水域の地下から汲み上げたきれいな海水によって陸上養殖している。そのため、臭みがなく甘みがある、クルマエビにも負けず劣らずの味を持つエビとなった。殻も比較的やわらかいため、頭からしっぽまで食べようと思えば食べられる。国内唯一の完全養殖「シロアシエビ」購入ページはこちら