2021年07月21日 09:48

グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)は、7月20日、医療ビッグデータを用いた病院経営診断サービスを無料で開始した。

「公立病院向け無料経営診断」は、「簡易版」と「詳細版」の大きく2つに分けて提供する。診断内容は、収益(入院・外来収益、いずれも患者数と単価を算出)と費用(人件費・材料費・薬剤費・委託費、いずれも医業収益で割った率で算出)。簡易版は診断結果を知りたい病院名をGHCホームページ上で入力するだけで、診断結果の概要をすぐに確認することができる。

詳細版は、各病院の収益・費用の各診断項目について、より深掘りし、全国の病院と比較した際のベンチマーク結果まで分かる。ベンチマークすることで、各病院の財務状況を判断する一つの目安を得られる。詳細版の診断結果を閲覧希望する病院関係者は、自病院の病院名などの必要情報を申し込みフォームに入力することで閲覧できるようになる。

同社は、医療専門職、ヘルスケア企業出身者、IT専門家らで構成される経営コンサルティングファーム。急速な高齢化で社会保障財政の破たんが懸念される中、「質の高い医療を最適なコストで」という理念を実践する具体的な手法として、米国流の医療マネジメント手法「ベンチマーク分析」を日本に初めて持ち込み、広めたパイオニア。医療ビッグデータを用いて、今回の「公立病院向け無料経営診断」など各種サービスの提供や、新型コロナウイルスが病院経営に与えた影響を分析した書籍「医療崩壊の真実」の発刊など積極的な情報発信をしている。

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