2021年07月20日 18:33

「順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター耳鼻咽喉科」において、Olive Unionの聴覚サポートイヤホン「Olive Smart Ear(オリーブスマートイヤー)」の展示と実機紹介が開始された。

日本において聞こえに課題を持つ人口は1500万人を突破、高齢化によってその人数は増加している。その一方で、補聴器普及率はわずか14%と主要各国の普及率の半分にも満たない現状。同センター耳鼻咽喉科では、通院、入院患者を含め聞こえに課題がある症状で受診をする患者が増加傾向にあり、これまでにない「聞こえ」の機器提案や、診療の見直しを課題として捉えていた。

このたび紹介された「オリーブスマートイヤー」は、Olive Unionが開発するアプリケーションのダウンロードが必要。アプリをダウンロードした後、「オリーブスマートイヤー」をスマートフォンにBluetoothで接続。アプリ上で利用者の好みに応じて「聞こえ」を調整し、最短3分~10分で「聞こえ」の最適化が完了し、使用が可能となる。これにより調整師、および中間業者を挟まないため、費用負担、および利用者の心的負担軽減が期待される。

Olive Unionは超高齢社会における「聞こえ」の課題を、ヘルスケア×ITによって解決。これまでにない耳領域のデジタル・トランスフォーメーションの提案と医療機関との連携に取り組み、より一層、「聞こえ」の課題解決に貢献する。