2021年07月15日 18:48
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薩摩酒造は、7月、エルステッドインターナショナル、福岡工業大学、BlueForceと共同で、本格焼酎造りを行う過程で発生する焼酎粕 (かす) を、5R(Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Renewable(再生可能)、Reborn(再生)、Recycle(再生利用))方式により、次世代電池の電極材に変換する「環境・エネルギーミックスビジネスモデル」プロジェクトの「焼酎粕の新エコシステム構築プロジェクト」を発足させる。これにより、SDGsの持続可能な開発目標の達成を目指す。

薩摩酒造が本格焼酎を製造する過程で発生する焼酎粕は、年間1万トン以上に及ぶ。焼酎粕は、通常、産業廃棄物として処理する必要があるが、薩摩酒造はこれを避けるために、近隣15社の焼酎蔵元と協力し積極的に3R方式(Reduce、Reuse、Recycle)による環境配慮を加味した製造システムを運用してきた。具体的には、焼酎粕を液体と固体に分離し、液体部はメタン発酵させクリーンエネルギー化し、ボイラー燃料として再利用を行っている。また、固体部は乾燥させ飼料化し、CO2削減と鹿児島の主要産業である畜産業への資源循環の実現を進めてきた。

この「焼酎粕の新エコシステム構築プロジェクト」により、次世代電池実現に欠かせない焼酎粕由来の特殊な活性炭の開発に携わることで、完全循環型経済システムを目指すBlueForceと共に、2020年10月日本政府が発表した「2050年カーボンニュートラル宣言」を実現することに貢献する。