2021年07月15日 18:44

ニッコーは7月14日、飲食店の食器調達を支援する、取り皿のサブスクリプションサービス「sarasub(サラサブ)」をローンチし、導入店舗を募集している。

利用客の手に触れる機会が最も多い取り皿にまでこだわることができている飲食店はどれくらいあるだろうか。メインの食器にはこだわっても、枚数が多く必要でコストがかけにくい取り皿にまで手が回らない、という店舗も多いのではないだろうか。また、大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済システムが限界を迎えるなか、資源を使い捨てることなく使い続ける「サーキュラ―エコノミー」(循環経済)の考え方が、世界で注目を集めている。

レストランやホテルの現場ではお皿は消耗品として認識され、割れることを前提に強度よりも導入コストを優先した結果、廃棄量が増えてしまうケースがある。食器メーカーとしても、耐久性が高く割れにくい皿を作れば作るほど、再び新しい皿を買ってもらえなくなるというジレンマがあった。そこで、100年以上にわたり食器づくりに取り組んできたニッコーが、利用者の悩みを解決しながら次の100年も持続可能な形で事業を続けていくために、新たに食器のサブスクリプションサービス「sarasub」をはじめた。

sarasubは、取り皿に特化した食器のサブスクリプションサービス。飲食店の人々にとっては、取り皿を購入するのではなく毎月定額でレンタルすることで、初期コストを抑えながらニッコーの上質な取り皿を使用できることがメリットとなる。