2021年07月12日 00:06

多摩美術大学は、5月、モノファクトリーと企業5社と連携し、循環型社会に向けた共創プロジェクト「すてるデザイン」を立ち上げた。

「すてるデザイン」は、企業の産業廃棄物に新しい価値や意味を与える美術大学によるサーキュラーエコノミーに向けた新しい取り組み。4月に東京ミッドタウン内に開所したTama Art University Bureau(TUB)を拠点にした活動だ。TUBは、「まじわる・うみだす・ひらく」をコンセプトに、様々なステークホルダーや企業、社会人と行うオープンイノベーションによる新しい価値創出、デザインやアートの力を社会に対して開いていくことを目的としている。

今回、オープンイノベーションの第1弾テーマとして、モノファクトリーをハブにしながら、伊藤忠リーテイルリンク、ナカダイ、ブックオフコーポレーション、プラス、他1社と一緒に複数社と連携した社会課題解決型のプロジェクトに臨む。

「すてるデザイン」は、プロダクトデザインを専攻の学生の授業のプログラムを中心にしながら、プロダクト、情報デザイン、統合デザインなどの学科横断の有志による取り組み、有識者のレクチャーによる学びの機会の提供、またこの活動や成果を社会に広げ、さらに多くの参加者を募っていくためのイベントの開催などを予定している。学生参加のプログラムとして、今年度合計8つの課題プログラムがカリキュラムに組まれており、既に着手。デザイン、アートまで含めたクリエイティブな力で、プログラムに取り組む。

多摩美術大学 TUB