2021年06月16日 11:14

知床で宿泊施設を運営する北こぶしリゾートは、大型ホテル「北こぶし知床 ホテル&リゾート」のサウナ室をリニューアル、6月19日よりオープンする。

新設予定のサウナ室には、風景をパノラマで切り取る大きな窓を設置。眼下には、世界自然遺産である知床の大自然が広がる。テレビはなく、聞こえるのはほのかなBGMのみ。水風呂で体を引き締めた後は、露天スペースに設置された外気浴用の椅子で澄んだ空気を体いっぱいに取り込める。

今回のニューアルは、サウナー専門ブランドやサウナのプロデュースを手がけるTTNEが監修。ダイナミックな流氷をイメージして直線的なデザインを力強く表現した「KAKUUNA(カクウナ)」と、木の洞窟をイメージして緩やかな曲線でうねりを描いた「UNEUNA(ウネウナ)」が誕生した。「UNEUNA」のうねりは、世界でも珍しい3D加工で木材を削り出して曲線を形取っている。

サウナストーブは、世界一のシェアを誇るHARVIA社のストーブを採用。ストーブを囲む壁面には六方石を使用し、知床の切り立った岩肌を表現した。ストーブの上のサウナストーンは、地下30km以下の深部にあるマグマから生成されたものを使用。景色に加え、建築からも知床の大自然を感じることができる。また、サウナ内のBGMは、サウンドアーティストの松本一哉さんが、知床の地で環境音を即興で録音・制作したドキュメンタルなサウンドを音源に使用した。