2021年06月11日 18:39

UpcycleLinoは、裁断くずから生まれた、革新的な「土に還るハンガー」を発売する。

天然素材ファッションブランド「nest Robe / CONFECT (ネストローブ・コンフェクト)」が展開する「UpcycleLino (アップサイクルリノ)」は、ファッションロス問題の解決を目指す、完全循環型プロダクト。無染色のリネン生地の裁断くずを再び糸に戻し、その糸で生地を織り新しい洋服を作ることで、ゴミを出さないモノづくりを実現している。

裁断くずをアップサイクルして生まれたハンガーは、上質な素材だけでなく、人と人をも繋いで循環している。フードロスに続き、深刻な環境破壊問題のひとつである「ファッションロス」。衣類の廃棄量は、日本国内だけでも年間およそ100万トンにも及んでいると言われている。洋服にできない、染色済みの裁断くずは、革新的なオリジナルハンガーへと生まれ変わる。さまざまな人の手を借りて、これまで前例のない、裁断くずを原料としたハンガーが完成した。

ハンガーになる裁断くずは、岡山県の工場へ集められる。そこで粉砕機にかけ、繊維状になるまで細かく粉砕する。粉砕したものを原料にして、ふんわりとしたフェルト状のボード(フェンツ)に加工する。このフェンツから型を抜きハンガーの形にする。天然素材を原料として作られているため、生分解され土に還るハンガーとして使用できる。

アップサイクルリノ オリジナルハンガー (5本セット)」はオンラインショップ限定販売。