2021年06月01日 07:28

FRONTEOは、建設現場の災害リスクに対する注意喚起を行う、危険予知AIシステム「兆KIBIT(キザシキビット)」の提供を開始した。

建設現場での労働災害に起因する死亡者数は近年減少傾向にあるが、いまだ多数の悲惨な事故が発生している。事故を防止するため、多くの企業では、社員に正しい知識と的確な行動を身に付けさせる危険予知活動を行っているが、災害件数削減のため、より高度な危険予知・安全衛生活動が求められている。

FRONTEOでは、このような悲惨な事故を未然に防ぐ助けとなるべく、AIを活用した危険予知システム「兆KIBIT」を開発するに至った。兆KIBITに当日の作業内容を入力すると、事前に学習させておいた過去の災害事例から、作業内容に類似した事例を関連性の高い順にスコアリングし、提示。類似した意味合いで使用されている言葉があれば、AIが「関連性高」として判断する。

建設現場で朝礼時に行われる危険予知(KY)活動に本システムを活用することで、「スコアの高い順にその日の事故リスクを作業員に伝達し、注意を喚起でき」、「具体的な対処法を作業員に伝達でき」、「経験の少ない作業や、急な作業内容変更の場合にも想定される事故リスクを迅速に把握できる」

本システムは、三井住友建設の協力のもと開発した危険予知システムをベースとしており、FRONTEOは当該システムを応用して、兆KIBITとして発表する。

FRONTEOの危険予知ソリューション