2021年05月06日 08:51

Nowhere(ノーウェア)は、4月より日本初となる小規模分散型ホテル統合サービス「Anywhere(エニウェア)」の提供を開始した。

分散型ホテルは、イタリアで生まれた地域活性化の取り組み「アルベルゴ・ディフーゾ(分散型宿泊施設)」が発祥。点在する空き家や歴史的建物などをリノベーションし、宿泊施設として利用することを指す。食事や買い物は地元住民が普段利用する店舗を訪ねるなど、地域全体での触れ合いが愉しめると注目を集めている。

昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の影響による宿泊需要の低下、飲食店・体験施設等の営業利益率の低下及び撤退を余儀なくされている現状を打開し、同時にSDGs項目の一つである「働きがいと経済成長」を達成するため、これらの事業者と旅行者を結ぶ新しいシステム「Anywhere」を構築、サービスの提供を開始した。

「Anywhere」は、地方に点在する小規模宿泊施設の利用者を対象に、その地域特有の歴史のある店舗や体験を提案、旅行体験をより感動的なものへと昇華させる。「Anywhere」をハブとして、その地域にある飲食店やアクティビティ体験施設に、複数の小規模宿泊施設滞在者を相互送客。少人数での宿泊体験やケータリングサービスを導入することにより、旅行先でもソーシャルディスタンスの確立が可能となり、各施設の売上向上にも貢献する。併せて独自通貨(開発中)やオンラインチケットシステムを用いることにより、宿泊施設を中心とした経済圏の確立から成る統合式分散型ホテルの実現、地域全体の活性化を目指す。

「Anywhere」特設ページ