2021年04月16日 14:39

GISupply(ジーアイサプライ)は、4月15日より、放牧牛管理システム「うしみる」機器をレンタル利用できる「レンタルプラン」サービスの提供を開始した。

「うしみる」はLoRa通信を利用した、遠隔で放牧牛を監視するシステム。複数の牧区に放牧された牛の見回り、監視には多くの時間が必要となる。「うしみる」では管理者がどこにいても、クラウドアプリで各放牧牛の現在位置などを確認することが可能だ。離れた牧区にいる放牧牛を目視で確認する時間を大幅に削減することができる。北海道の公共牧場などでは5月に各農家から牛たちが入牧する。月齢別に牧区が割り当てられるケースも多く、必ずしも同じ農家からの牛が一緒の牧区になるとは限らない。月齢の浅い牛にとっては、初めての優劣関係が牛群内で形成される。「うしみる」は月齢の浅い牛の親和行動や敵対行動をリモートで監視するのにも有効なシステムだ。

他にも、輪換放牧における牛群の把握や広大な牧区における捜索が容易となり、脱走牛の早期検知・追跡、疾病兆候の早期発見や、草地管理、目視による発情検知の補助ツールとして利用できる。

レンタルプラン価格(北海道内向け)は、月額利用料(1頭あたり)100~299頭3300円、300~499頭3025円、500頭~2750円(すべて税込)。

放牧牛管理システム「うしみる」