2021年04月13日 18:47

結婚相談所MUSBELLを運営するムスベルは、情報科学技術の社会実装を推進するメディンプルと提携。会員を幸せに導くために最先端技術を活用する、AIプロジェクトを開始した。

結婚相談所で活動中の人の中には、「男性は女性よりも年上が良い」といった、男女のカップルの在り方にステレオタイプな考えを持つ人もいる。しかしデータ分析の結果から、実際は男女の年齢が近いほど、お見合い成立率・交際率ともに高くなっていることが明らかになった。他にも、男性は身長が高い方がお見合いからの交際率が高いのではないかとも思われているが、実際には交際率にはほとんど影響しないことがわかった。

同社では、ステレオタイプを基に婚活するよりも、結婚相談所に蓄えられたデータとプロのアドバイスを基にして活動した方が成婚する可能性を高められると考えている。分析データがあることで仲人のアドバイスにも説得力が増し、より多くの会員を成婚へ導くサポートが可能となる。

メディンプルの清田陽司さんは現在まで、コンピュータ科学および人工知能(AI)周辺の研究開発に一貫して尽力。また、AIの社会実装と産学連携支援をミッションとするメディンプルの研究員が東京大学の現役大学院生であることから、「東大×AI×MUSBELL」の共同プロジェクトが実現した。今後、婚活とデータ分析・AI技術をかけ合わせることで、会員にとって最適なアドバイスを導き出し、分析結果に基づいたアプローチを行っていく。