2021年04月09日 17:24

Chainos Japan(チェイノス)は、このたび、初期費用が不要でレンタルで提供できる、「安心カメラ」を開発。通所介護施設「にじデイサービスセンター」へ、テスト評価導入を開始した。

介護現場では、利用者の安全を確保することが何よりも重要なテーマだが、人の力では常時見守り続けることは不可能。このような課題を解決すべく、安心カメラはAI技術を活用することがコンセプトになっている。介護施設に「安心カメラ」を導入することにより、転倒などの事故発生時の録画検証などにより、再発を防止。さらに、カメラがあること自体への安心感や介護者側のモラルアップや不要なトラブル防止などにも役立つ。

しかしながら、一般に防犯カメラの設置となると初期コストが高額になりがちで、積極的に導入ができない施設が多いのが実態。「安心カメラ」は、誰でもカンタンに電源をつなぐだけで使えるため、従来の監視カメラシステムにあるような煩わしいネットワーク設定や構築等が必要ない点が特徴。また、手軽に導入出来るように、初期費用無しの低価格なレンタルサービスで提供を予定している。

今回の介護現場でのテスト導入は、実用化に向けた製品開発の取り組みであり、主に徘徊検知AI機能の機能評価。今後は様々な介護施設等へのテスト導入を進め、製品の成熟を図る目的で、介護事業所や介護を必要とする在宅ケアなどの現場でテスト・評価しながら、製品化を進める。