2021年04月09日 12:33

大和書房は、だいわ文庫最新刊「大衆食堂に行こう」(東海林さだお著)を4月10日に発売する。

コロナ禍、新しい生活様式が当たり前になりつつある今、外出や外食が制限され、大きなダメージを受けている飲食店。食を愛し、食にまつわるエッセイを多数刊行している、漫画家・エッセイストの東海林さだおさんもその現状に嘆いている一人。本書「大衆食堂に行こう」は厳しい飲食店にエールを送る1冊だ。

テイクアウトやデリバリー等、工夫を凝らし、柔軟に客のニーズに合わせ困難を乗り切る飲食店がある一方、不愛想で偏屈な店主、古びた店内、メニューはサバの味噌煮定食などの伝統的メニューを貫いているような所謂「大衆食堂」はこの時代の局面を乗り切っていけるのだろうか…。本書は、そんな愛すべき「大衆食堂」に足を運んでみたくなる1冊。内容は、1章「ニッポンの昼食編」、2章「偏愛メニュー編」、3章「徹底ブンセキ対談」、4章「食べ方の流儀編」、5章「麺類について編」、6章「食堂で思い出づくり編」、など。

本作品は、「週刊朝日」(朝日新聞出版社)に連載中の「あれも食いたいこれも食いたい」、「漫画読本」(文藝春秋)に連載された「ショージ君のにっぽん拝見」、「オール讀物」(同)連載中の「男の分別学」、書籍「そうだ、ローカル線、ソースカツ丼」(同)に掲載された著者のエッセイ及び対談を再編集したアンソロジーとなる。

定価は880円(税込)。発売日は4月10日。

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