2021年04月08日 16:35

日本労働調査組合は、仕事の退職実行をサポートする「退職代行ニチロー」を、4月7日より開始した。

日本労働調査組合は、仕事上で悩みを抱えているすべてのビジネスパーソンに寄り添い、労働問題、社会問題を改善していくことを目的として設立された。労働組合の活動をしていくにあたり、退職に関する相談事項が多いこと、昨今増えている退職代行サービスを利用後に発生したトラブルの問い合わせが多いことから、質の悪い退職ビジネスが横行している状況を踏まえ、従業者、企業、双方にとっての円満退職をサポートするため、「退職代行ニチロー」は誕生した。

退職代行サポートとは、仕事の退職実行をサポートするサービス。会社への連絡や交渉は「ニチロー」が代行する。必要な書面の用意と郵送だけで、直接のやり取りは必要ない。法律などの論理的な問題だけではなく、感情的な部分での様々な状況を一緒に考え、適切なサポートをする。労働組合は団体交渉権を持っており、会社と交渉をすることが可能。企業運営の退職代行サービスと違い、違法性を心配することなく、安心して退職サポートを利用できる。

従業者の利用シーンは、「コロナウイルスへの周囲との温度感の違いが怖くて退職トラブルになりそう」、「残業や休日出勤など労働環境が厳しいが退職願をしても受け入れられず一向に労働環境も改善しない」など。企業側の利用シーンは、「引き継ぎなどなく一方的に退職されるリスクがあり代理人として円満退職に導いて欲しい」など。

費用は2万5000円。

退職代行ニチロー