2021年04月01日 11:14

マイナビグローバルは、農業分野で日本国内在住の外国人材紹介サービスを開始した。

農業分野の有効求人倍率は全産業の平均を上回り人材不足が深刻化する一方、農業に従事する外国人労働者数が近年増加している。技能実習生がその大半を占めるが、技能実習には制度や費用面での問題や、コロナ禍により入国できないという問題が生じている。

同社は、特定技能人材含めた外国人材の紹介・登録支援機関としての支援サービスを展開している。この実績・知見を活かすとともに、農業分野の総合情報メディア「マイナビ農業」との協業により、農業分野で日本国内在住の特定技能人材の紹介及び支援サービスの提供を開始した。「マイナビ農業」とタイアップによる農業事業者向けの採用支援セミナーの開催やマイナビ農業で外国人採用に関する情報を発信していく。

農業事業者に紹介するのは技能実習生・留学生から特定技能へ在留資格を変更予定の外国人材。技能実習で農業の実習経験を積んだ人材・日本語能力が比較的高い人材を事業者のニーズに合わせて紹介する。「技能実習」における外国人材の受け入れは基本的に海外在住の外国人が対象のため、採用期間が長く、入社まで1年~1年半程度かかる。一方で「特定技能」はすでに日本国内に居住している外国人就労希望者が多く、短期間での採用が可能だ。

農業分野での就労を希望する人材にはオンラインでの特定技能試験対策を無償で行い、特定技能試験の合格をサポート。また、希望者には日本語の無料オンラインレッスンも実施し、日本語のスキルアップを支援している。

マイナビグローバル