2021年03月31日 11:50

現代アートのレンタルサブスクリプションサービスを展開するCurinaは、ベネッセホールディングス 取締役の福武英明さんなど、起業家や投資家、アートコレクターからの資金調達を完了した。

Curinaは、誰でも気軽にアートのレンタル・購入が出来る次世代アートコレクターのためのサブスクリプションプラットフォーム。推定売上高は283億ドル(約3兆円)とも言われる世界最大の美術市場であるアメリカ、NYに拠点を置き、20~30代の若者をターゲットにサービスを展開している。

10~500万円ほどの現代アート作品を、月額制で3カ月からレンタルすることができ、送料無料で自宅やオフィスに作品が届く。レンタル期間終了後はそのまま購入することも可能。それまでに支払った月額費用を作品の購入価格にクレジットとして充てることができるシステムとなっている。

Curinaは質の高い丁寧なキュレーションを行うために、選定プロセスに時間をかけている。現在、そのプロセスを経て厳選されたNY在住の現代アーティスト約120人が登録、作品数は1500点を超えた。またNYのギャラリーとも契約し、マンハッタンのコンテンポラリーアーティストの間では既に一定の知名度を確立。現在Curinaとの契約を望むアーティストやギャラリーのウェイトリストは200を超えている。今回の調達資金で、サービスの対象エリアをアメリカ全土に拡大。アーティストやギャラリーとの契約も推し進め、さらなるポートフォリオの充実に取り組む。