2021年03月19日 12:50

ACCESS、セイコーホールディングス、サカイシルクスクリーン、PLAYWORKSの4社は、世界初となる、「薄型ソーラービーコン内蔵点字ブロック」を共同で開発、ACCESSを通じて、鉄道、空港、公共施設などを対象にプロトタイプの提供、実証実験を開始することを、3月18日、点字ブロックの日に発表した。

「薄型ソーラービーコン内蔵点字ブロック」は、視覚障がい者を安全に誘導するよう床面に敷設される薄型点字ブロックに、世界で初めてソーラー発電型のBLE(Bluetooth Low Energy)ビーコンを搭載した製品。この点字ブロックを駅や空港の構内などに敷くことで、視覚障がい者のスマートフォンへBLE電波を発信し、道案内や施設案内をすることが可能になる。スマートフォンに接続したイヤホンを耳に装着しておけば、スマートフォンをカバンやポケットからわざわざ取り出すことなく、道案内などの情報を音声で確認することが可能だ。

この点字ブロックは、セイコーホールディングスグループが開発した小型、低消費電力のBLE通信モジュール及びソーラパネルを、サカイシルクスクリーンの薄型特殊シートに実装する構造を確立した。さらに、視覚障がい者向けの道案内などに使用するスマートフォン向けアプリケーション開発には、ACCESSのソフトウェア開発力に、PLAYWORKSの視覚障がい者が抱える課題やニーズの把握、ならびにサービスデザイン力を融合して実現している。同ビーコンの営業・販売促進及び実装サポートは、ACCESSが担当する。

製品サイトはこちら