2021年03月15日 15:04

中嶋工芸社は2021年3月15日(月)~4月4日(日)まで、日本橋とやま館にて富山県産タテヤマスギ間伐材の周知と普及、利用促進を目的としたインテリア展「タテヤマスギとあたらしいオフィスのあり方展」を開催する。
今回の展示では、富山の婦負森林組合とインテリアデザインを手掛けるタチイスの荻山さんとの共同制作が実現。富山県産材タテヤマスギから生まれる、新しいオフィス環境を提案する。タテヤマスギは、富山県東部の立山を中心とする山岳地帯に自生するスギ。 寒さや雪に強いという特徴を持っており、 木材としては、年輪の幅が狭く、強度に優れており、主に建築材料として利用される。
いっぽうで、日本の間伐材は現在、建築材に利用される他にも様々な利用方法があるが、発電の燃料として燃やされる事もありCO2を排出する。中嶋工芸社は間伐材をより有効利用出来ないかと考え、荻山さんと協力し、タチイスのシート部分やテーブル天板、照明や捨ててしまう先端部をコートハンガーに変えた。
コロナ禍で急増した在宅ワークにより、腰痛など多くの悩みを抱えている人が増えてきているが、タチイスは腰痛改善や脳の活性化などに有効とされる立ち姿勢の維持を目的としたイス。また、タチイスに合わせたハイテーブル、照明やコートハンガーなどにより、在宅ワーク環境をよりリラックスしたものに出来るように考えている。今回の展示では、タテヤマスギに環境保護や健康維持、リラックス効果を取り入れた製品を体感することができる。