2021年02月22日 05:27

印刷物のデザイン、屋内外サイン・ディスプレイなどの広告PR制作を行う「ウエスト」は、2021年2月15日、スマートフォン1台で気軽に専門家へ相談ができる「スマホde看板見守りま専科」をリリースした。

看板は、取り付けたその日から劣化が始まる。その後、さらに日光や風雨にさらされて色褪せ、腐食が進み、固定部分にゆるみや亀裂が出ているものは、放置すれば傾きや落下につながり、通行人など第三者に多大な被害を及ぼすことがある。また、多額の賠償金や風評により、事業の継続が困難になる危険性も。

屋外広告看板の落下事故が全国的に多発したことを受け、国土交通省は2017年、屋外広告物の安全点検に関する指針を発表。その後も毎年9月には適正管理の啓発期間を設定しているが、看板落下事故は後を絶たない。特に古くからある商店街では、アーケードと連結した看板や建物とのすき間を埋める看板など、メンテナンス性が考慮されていないケースもある。廃業店舗の看板がそのまま放置され、シャッター街と化した商店街などは、特に点検が急務。店舗や企業、商店街などの安全性確保には、信用や信頼、ブランドメッセージを伝える象徴でもある看板の適切な維持・管理が必要不可欠といえる。

同社は、全国的に問題視されている看板の放置問題を解決すべく、スマートフォンを使って誰でも簡単に看板の安全点検ができる全国対応の看板見守りサービスの提供を開始。事業を通して、社会問題解決の一助を担う。