2021年02月19日 17:48

一ノ蔵は、2月17日に「一ノ蔵特別純米原酒3.11未来へつなぐバトン」を発売する。

一ノ蔵は、東日本大震災時に宮城県内外から物心両面での温かい支援を受けた。これを心の支えとして、早い時点から前へ一歩を踏み出すことが出来た。その恩に少しでも報いたい、被災した者同志が共に手を取り、助け合いながら前に踏み出していきたいという想いから、社内議論を重ねた。その当時、都市、産業の復旧・復興は報道により話題に上がっていたものの、被災された子どもたちが生活・進学など将来へ大きな不安を抱えている切実な問題があることを被災現場で知った。そこで本業である醸造発酵による支援プロジェクト「未来へつなぐバトン 醸造発酵で子どもたちを救おうプロジェクト」を2011年12月に発足した。

その活動の柱を担うのが、一ノ蔵特別純米原酒3.11未来へつなぐバトンの発売とその売上金全額をハタチ基金へ寄付だ。毎年、地元松山町酒米研究会が丹精込めて栽培した環境保全米蔵の華タンク1本分のお酒を販売し、その売上金を全額寄付。2012年2月から毎年発売し、2020年までの寄付累計金額は6000万5723円。本年は5600Lを販売し、それらが全て出荷できればおよそ700万円を寄付する。

「一ノ蔵特別純米原酒3.11未来へつなぐバトン」の希望小売価格(税込)は、1.8Lが3300円、720mlが1650円となる。販売は日本名門酒会加盟店、宮城県内は酒販店、百貨店などにて行う。

宮城県外で本品が買える店(日本名門酒会HP) ハタチ基金活動内容(ハタチ基金HP)