2021年01月14日 12:38

日本航空、NRIデジタル、ペルモビールならびにunerryの4社は、空港利用者に快適な移動と新たなユーザー体験を提供することを目的に、着脱式車いす電動アシストユニット「SmartDrive」とデジタル技術を活用した実証実験を開始した。

今回の実証実験においては、ペルモビールの開発した「SmartDrive」を搭載した木製車いすを使用。また、車いすには空港内に設置した検証用ビーコンを受信・発信するための機器を搭載し、車いすの位置検知や動線などを可視化・分析することが可能だ。これらの技術を活用することで、今後のサービス向上や新たなユーザー体験の提供を目指すとともに、顧客の安全な空港内移動の提供、およびスタッフの負担軽減効果などを検証する。なお、本件はJAL Innovation Labによるプロジェクトとなっている。

ペルモビールが開発した「SmartDrive」は、手動の車いすに簡単に取り付けられる着脱式の電動アシストユニット。車いすのプッシュハンドルにボタンを設置することで、介助用ユニットとして利用することができる。また、「SmartDrive」によるアシストにより、手動では登ることができないような勾配のある坂道を、介助者なしで移動することが可能だ。

実施場所は、新千歳空港国内線 出発・到着エリア。実施期間は、2020年12月28日~2021年1月31日(予定)。

JAL