2021年01月14日 12:34

アールオーエヌが運営する昆虫食通販サイト「バグズファーム」は、日本の「養蚕業応援プロジェクト」第1弾として国産蚕の幼虫の糞を焙煎した「蚕糞茶」を1月13日に発売した。

1930年代のピーク時には200万件以上あった養蚕農家戸数。昭和初期には日本の主要産業だった養蚕業も現在はおよそ1万分の1の300件前後にて推移しており伝統的な養蚕業の継続が危機的な状況となっている。蚕の活用は、シルク製品はもちろん、化粧品、医薬品原料と裾野が広がってはいるものの、海外から安価なシルクに押されているのが現状だ。日本国内の養蚕業を微力ながらサポートできるよう、同社は食用(昆虫食)の面からアプローチしていく。

「養蚕家応援プロジェクト」第1弾は、伝統的品種・小石丸(蚕)のフンを香り高く焙煎した「蚕糞茶」。中国産蚕の糞を使用したお茶づくりのノウハウを活かし、美味しく飲みやすく小石丸の糞にてお茶をつくった。国産蚕の幼虫の糞を丁寧に集め、じっくり焙煎し飲みやすくティーパックに詰めている。ノンカフェインでごくごく飲め、桑の葉の深みのある香りとマイルドな口当たりがクセになる一杯だ。数百年前の祖先も味わったかもしれない味を堪能できる。

飲み方は、通常の紅茶やお茶のティーパックと同じように、コップ1杯のお湯に入れて色が付いたら、引き上げて飲む。しっかりと味が付くので、大きめのティーポットでも1つで十分味が出る。冬はホットで夏は氷をたくさん入れて冷たくしても美味しく味わえる。

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