2021年01月13日 17:26

法人向けソフトウェアの開発、販売を行うサイバーソリューションズは、提供するクラウドメールサービスやクラウドメールセキュリティサービスに実装している添付ファイル分離配送機能における、パスワード通知メールの別経路での配送を、2月1日(月)より開始する。

2020年11月に平井卓也デジタル改革担当大臣が、パスワード付きzipファイルを送り、その後、パスワードを同一経路で送る方法(PPAP)について、「セキュリティ対策や受け取り側の利便性の観点から適切ではない」との理由から内閣府、内閣官房で廃止することを発表した。それに伴い、その他の省庁や自治体はもちろんのこと、民間企業においても、PPAP方式でのファイル送付を取りやめる動きが見られる。

代替方法のひとつとして、クラウド上のストレージにファイルを保管し、ダウンロードするためのパスワードは別経路で伝える方法が挙がっており、同社では添付ファイル分離配送機能によるファイルの送付方法を推奨している。今回、同社が提供しているクラウドメール、クラウドメールセキュリティサービスでは、セキュリティリスクをより低減するために、添付ファイル分離配送機能を利用した際に送るパスワード通知のメールのみを、通常メールとは別の経路で配送するサービス。

パスワード通知メールのみ別経路で配送することで、送信元のIPアドレスが通常メールとは異なり、パスワード通知メールは、経路分離前の経路情報が削除され配送される。