2021年01月08日 16:26
トライフ オーラルピースプロジェクトは、同社が手掛ける、飲める成分の口腔ケア製品「オーラルピース」が、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の国際宇宙ステーション(ISS)への搭載候補品として選定(内定)された。
「オーラルピース」は、口腔内のトラブル原因菌への優れた殺菌効果がありながら、飲み込んでも安全な乳酸菌ペプチド特許製剤「ネオナイシン-e(R)」配合の、飲める成分の口腔ケア製品。口腔ケアが困難な人に対し、体内吸収しても安全な成分で、負担なく行いたいという医療・介護現場のニーズに応え、九州大学等との世界最先端の菌で菌を制す乳酸菌抗菌ペプチド・バイオテクノロジー研究をベースに10年以上の研究期間を経て2013年に開発した。
オーラルピースプロジェクトは、JAXAが推進する「宇宙生活 / 地上生活に共通する課題テーマ・解決策のアイデア募集」に2020年7月に応募。選定の結果、「オーラルピース」の研究成果・革新的技術が、水の使用の限られる宇宙生活における宇宙飛行士のQOL向上および宇宙開拓時代における人類の発展に寄与すると評価された。
今後、安全性・適合性・宇宙飛行士によるフィットチェックを行いながら、搭載への準備を進めていく計画だ。今回の選定結果を契機に、「オーラルピース」の持つ技術革新・研究成果を宇宙という新しい分野に役立てると共に、宇宙および地上生活における人類の発展に寄与する研究をより加速していく。