2020年12月28日 17:14

このたび、保険スタートアップjustInCase(JIC)は、2019年7月5日に取得した規制のサンドボックス制度認定に基づき、日本初となるP2P保険(わりかん保険)を、2020年1月28日から販売開始した。

「わりかん保険」とは、保険契約者同士がリスクをシェアし、もしものことが起きた際に助け合う仕組みを実現するもの。 IT技術を利用した助け合いの実現により低価格を実現。保険料は、毎月契約者全体の保険金の合計金額を算出し、その時点での契約者数で割った金額に、一定の管理費を上乗せした金額が、後払い保険料となる。保険料の使途が明確で、契約者数に応じた管理費を開示。契約者間で保険料をシェアする、合理的な保険のシェアリングエコノミーとなっている。また、自分の支払った保険料が誰かのために使われるのも特徴。

実証実験期間中、保険テック会社であるjustInCaseTechnologies(JICT)のシステム面におけるサポートの下「わりかん保険」を運営してきたが、今般、本保険を運営するにあたり特段の問題が認められなかったことにより、実証実験終了後も販売を継続できる見込みとなった。

今後JICは、本保険のコミュニティ性を生かし、既存の会員組織やコミュニティ向けに、その所属メンバー同士が助け合うような「わりかん保険」を推進。JICTは、保険会社向けに「P2P保険開発コンサルティング」および「P2P保険SaaSシステムの開発」を提供していく。