2020年12月22日 18:14

テラドローンは、西日本電信電話(NTT西日本)と共同で、ドローンを用いた森林測量・データ解析の実証実験を開始した。同実験は、ドローンを用いた樹種判別・材積量の解析精度の検証を目的として、岡山県真庭市を実証フィールドとし、2020 年 11 月から2021 年 3 月にかけて実施される。

従来の森林測量は航空レーザー計測が主流だったが、ドローンレーザー計測へ代替することで、大幅なコスト削減、比較的安価な小規模範囲の測量が実現可能となる。同実験で解析精度がさらに保証されれば、ドローン測量はますます普及することが予想される。森林測量におけるドローンの活用が進展することで、伐採・運搬の効率化、災害被害の抑制、森林資源のさらなる有効活用が期待される。

テラドローンは2016年に創業。東京本社含め、全国に拠点を構え、海外においても欧州・東南アジアを中心に事業展開する、世界最大の産業用ドローンソリューションプロバイダー。日本では大手ゼネコン・建設コンサル等からの案件を中心に、世界でもトップクラスとなる1,500件以上のドローン測量/点検実績がある。

同社は、今回使用したTerraLidarを従来のドローン搭載型レーザーの1/3の価格での提供を実現。UAVレーザー「Terra Lidar」で取得したデータを同社のクラウドソフトウェア「Terra Cloud」にアップしてもらい、自社開発のソフトウェアで解析したオリジナル点群データの作成・フィルタリングまで行ったうえでデータを送る。