2020年12月22日 17:45
森下仁丹は、ビフィズス菌や乳酸菌などのプロバイオティクスを内包する継ぎ目のないカプセル「シームレスカプセル」を対象に、日本アジアハラール協会のハラール認証を取得した。
ハラールはアラビア語の言葉、ハラール = Halal より由来しており、直訳は「許可されたもの」。ムスリムが日常生活において、口にするもの、身に着けるものは、イスラム法で許可されているものがハラールとなる。食品に関しては豚由来、飲料用アルコールなどを使用しない事を求められる。
森下仁丹のプロバイオティクスを内包するシームレスカプセル技術は、既に主力製品であるサプリメント「ビフィーナ」に用いられており、日本国内をはじめタイ、ベトナム、フィリピン、シンガポール、ラオス、台湾、香港、中国などの各国各地域で販売している。今回のハラール認証取得により、自社プロバイオティクス製品のイスラム市場への展開を目指すほか、対象施設である大阪テクノセンターおよび滋賀工場にてハラール認証シームレスカプセルのOEM事業を推進していく。
世界のムスリム人口が18億人から2030年には22億人へと推移し、世界人口の約26.4%に達するという予測に伴い、ハラール認証はISO、GMP、HACCPといった各種認証と同様に要求される国際標準規格となりつつある。ハラールマーケットの急速な拡大が見込まれるなか、森下仁丹は今後も文化や習慣の異なる多様な利用者への安心安全な製品の提供を目指していく。