2020年12月09日 17:46

写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」は、PIXTAサイト内で検索されたキーワードと販売された写真・イラストを分析。2021年の写真・イラストのトレンドを考察した「Creative Trend 2021」を発表した。

人々の生活を大きく変えた2020年を経て、PIXTAは2021年のトレンドテーマに「平成スローバック」「身近な非日常」「日常の中の多様性」「信念の表明」の4つを選定した。人物のヘアメイクやファッション、背景色やグラフィックにも、90年代後半から00年代にかけての流行を思わせるパワフルさが求められており、これまでの非日常はより身近な日常へと変化。

また、これまで少しずつ培われてきた理解によって人々の多様性に対して社会は当たり前のものとして受け入れる準備が整ってきた。さらに、SDGs然り、何を大事にするか、己の価値観をまっすぐに表明することで得られる共感や信頼によって社会が動いていく時代に向き合うビジュアルが求められている。

また、写真・イラストの表現トレンドには「ビビットでカラフル」「ボタニカルの気配」「頑張りすぎないゆるさ」「立体感」「大胆なデフォルメ」の5つを見出した。社会不安を払拭しきれない今、人々が惹きつけられるのは、明るく鮮やかな色彩であり、自然の瑞々しさを匂わせる表現。また、肩肘張らずにありのままのほどよい「素」の表現や、強調したい部分を思いきりよくデフォルメしたインパクトある表現も特徴。詳しくはこちら