2020年11月19日 17:44

伊藤園は、抹茶の研究や活用を通じて認知機能に関する課題解決に挑む「ITO EN MATCHA PROJECT」を始動する。

伊藤園では、お茶が持つさまざまな可能性を探求し、20年にわたって、「カテキン」の基礎研究をベースに、お茶の成分が脳機能に与える効果を科学的に証明する研究に取り組んできた。そのなかで、抹茶に含まれる成分「テアニン」の脳神経保護作用や、抹茶の継続摂取により健常中高年者の認知機能の一部が改善することが確認されたことから、「抹茶」を活用し、認知機能に関する課題解決により一層貢献することを目指し、「ITO EN MATCHA PROJECT」を立ち上げた。当プロジェクトは、社内で横断的な組織を構築し、研究成果をもとにした製品開発、共同研究、地域社会・他企業との協働によるCSR活動などの多角的な事業を展開していく。

活動の第一弾として、機能性表示食品として日本初の「テアニン・茶カテキンの働きにより認知機能(注意力・判断力)の精度を高める」抹茶製品を12月7日に発売し、今後もさらに製品開発を進めていく。情報発信活動として、「抹茶を食卓に」をスローガンに、WEBサイトで抹茶を使ったアレンジ飲料・料理を提案するほか、高齢化社会の健康課題に地域社会・他企業と協働し、食生活を中心に、栄養・運動・抹茶を囲んだコミュニケーション機会を創出していく。

「抹茶の認知機能低下抑制効果を評価する試験」について