2020年11月17日 18:09

TISは、AI-OCRと業務システムのノウハウを集約して紙帳票を扱う業務プロセス全体を自動化する「紙帳票デジタル化トータルサービス」の提供を開始することを発表した。

近年、少子高齢化や低生産性といった働き手の不足による課題が顕在化しており、AI・IoT・ビッグデータなどを活用した業務効率化が求められている。近年では AIを搭載したAI-OCRが開発され、非定型フォーマットへの自動対応やディープラーニングによる認識精度の向上などにより、飛躍的に利用範囲が広がってきているが、一般的なAI-OCRでは決算書・契約書といった複雑な形式の帳票には未だ対応できておらず課題となっている。

「紙帳票デジタル化トータルサービス」は、決算書や契約書といった非構造化データを含むあらゆる産業文書を自動で構造化・デジタル化して、業務プロセス全体の自動化を提案・実現するサービス。単に紙帳票をAI-OCRでデジタル化するだけではなく、TISがこれまで培ってきた各業界・業務での自動化ノウハウを活用し、紙帳票業務の自動化コンサルティングからシステムインテグレーションまでトータルでサポートする。

非構造化データのため紙帳票のデジタル化が困難であった文書や、コストがROI(投資収益率)に見合わないなどの観点からシステム化が見送られてきた手作業の業務全体を自動化することにより、生産性向上やコスト削減を実現できる。詳しくはこちら