2020年11月04日 17:56

モビルスは、日本ロードサービスが、モビルスが提供するAI電話自動応答システム「mobiVoice」を導入し、電話の対応業務時間を前年比約60%削減に成功したことを発表した。

日本ロードサービスでは、24時間年中無休で自動車・オートバイの故障救援の手配・受付対応などを行うコールセンターの運用をはじめ、オリジナル会員制ロードサービスや関連製品の販売などを行っている。利用者には個人だけでなく物流関連企業といった法人も多く、交通インフラ・物流の下支えとしての役割も担っていることから、非常事態でも事業を継続すべく、コールセンターを含む従業員のテレワークへの移行や問合せが急増した際の体制構築を検討していた。

現在「mobiVoice」で一次対応をしている電話窓口の、2020年6月~8月の月平均対応件数は997件。代表電話・カード事務局・物販商品お客様窓口宛ての電話の一次対応を、毎月約1,000件自動化できている。

「mobiVoice」で受信した月平均997件のうち、問い合わせ内容の回答がある件数は758件だった。問い合わせ内容に回答があった758件のうち、二次対応として折返し電話が必要な件数は590件。前年の同時期の入電件数(「mobiVoice」で対応している電話窓口のみの集計)の月平均は、1,437件だった。一件の対応時間を3分とすると、昨年は「4,311分」(1,437件×3分)電話対応に費やしていたのが、「mobiVoice」導入後は「1,770分」(590件×3分)と、電話対応の時間を58.9%削減でき、業務効率化につながっている。