2020年10月26日 13:58

バトンズは、企業評価総合研究所と共同で取引事例法評価システム「V COMPASS」を開発し、提供を開始する。

「V COMPASS」とは累計1万件超のM&A成約事例データに基づき、買収価額の目安、相場を算定することができるシステム。業種・エリア・売上規模から簡易に算出する方法と、財務諸表を入力した上で詳細なレポートを確認する2種類の方法で、買収価額の目安や相場情報を確認することができる。日本M&Aセンターグループの圧倒的なM&A実績数、企業評価に特化した企業評価総合研究所のノウハウ、自社開発でサービスを運営しているバトンズの技術力が総合的に掛け合わさり実現した。

上場企業のM&Aでは株価にプレミアムを加えて買収価額の算定を行うことが一般的。しかし中小M&Aでは同様の方法では算定ができないため、一般的に時価純資産法が使われていた。そのため、企業価値算定を行うM&Aアドバイザーにより、算出される金額が大幅に異なるということもあった。しかし、「V COMPASS」は、業種・地域・財務諸表・成約時期などをもとに、累計1万件超のM&A成約事例から類似した案件を抽出してデータを提供するため、統計的に有意な企業価値算定を行うことができる。

同社はこれまで、「V COMPASS」を「価格査定レポート」として買い手向け「Batonzプレミアム会員」サービスのユーザーに提供してきた。今回新たにM&A支援専門家向けにも、取引事例法評価システム「V COMPASS」を提供。ゴールドプランに登録した場合に「V COMPASS」を利用することができる。

Batonz