2020年10月19日 16:16

東京ヴェルディは、コロナ禍により大幅な減収が見込まれるクラブ経営への支援を募るために、クラウドファンディング「WITH VERDY」を開始する。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、世界中の社会生活の様式が変容する中、スポーツ業界も大きな影響を受けた。Jリーグやなでしこリーグは一時中断を余儀なくされ、各チームはスクールなどの普及活動も休止せざるを得なかった。約4カ月の中断の後リーグ戦は再開したものの、観客動員数制限の中でシーズンの半分を消化するなど大きな打撃を受けている。

東京ヴェルディの収入も、2019年の収入約19億円のうち、約9億円が広告収入、約2億円が入場料収入、約2億円がアカデミー関連収入と、試合開催やスクール活動によって得られる収益が大半を占めている。コロナ禍の影響はこれら収益の柱となる事業に直撃し、厳しい状況が見込まれる。東京ヴェルディでは減収をカバーしていくために、新たな取り組みを実施してきたが、独自の事業展開で減収範囲をカバーするにも限界がある。この逆境に立ち向かい、乗り越え、そして明るい未来を築いていくためには、サポーターの人々、パートナーの人々、地域の人々の力が必要だ。このクラウドファンディングを通じて集まった原資は、現状を凌ぐための事業や強化に投下するわけではない。支えてくれる人々とヴェルディがともに手を携えてコロナ禍に打ち勝ち、ともにヴェルディの未来を描いていくために必要な未来への投資となる。

実施期間は10月15日~12月20日まで。

実施ページ