2020年10月07日 17:05

東工大発AIベンチャーのネフロックは、大岡山に設立したテクノロジービルディング「Nefrock Lab Ookayama」にて、初のアートプロジェクトを開催。コンペを経て選出された若林岬さん(東京藝術大学1年生)によるアート作品が完成し、10月7日、初公開された。

「Nefrock Lab Ookayama」は、東工大発AIベンチャーのネフロックが、大岡山の実験的空間として2015年に設立したビル。「場」を設けることで、ヒト・モノ・情報が交流し、企業と大学と街の間で良い循環が生まれることを目指している。

また、このビルでは若手作家を支援するプロジェクトに賛同し、芸大生・美大生の作品展示も実施。その中で、作品を「展示する場」の提供だけではなく、「制作を通じて場づくりに関わる体験」も提供できるのではないかと考え、学生を対象とした公募制でのアートプロジェクトの開催に至った。

取り組んだのは、ビル2階にある東工大生シェアハウス前の「フェンス壁デザイン」。半分外でもあるこの空間を従来はうまく使えていなかったが、シェアハウスのエントランスであり、近隣からも見える場所であるため、「明るい空間」「1階から見ても楽しめる」「遊びごころ」をキーワードに、学生からのアート提案を募集。書類審査からプレゼン審査を経て、最終選考会には、シェアハウスや上階のマンションフロアの住人達も一緒に審査に参加し、制作体制が決定。約2ヶ月の制作期間を経て、幅約4m × 高さ約2mの大きなアート作品が登場した。