2020年10月07日 12:03

阪急交通社は、12月に定期運行を終了する「現美新幹線」を旅程に組み入れたツアーを発売した。
「現美新幹線」は2016年4月に運行を開始し、「移動する現代アートの美術館」をコンセプトに、各アーティストが各々に車両をプロデュースした世界最速の観光列車で、JR新潟駅とJR越後湯沢駅間を定期運行している。号車ごとに、アーティストの競演による華やかな彩りが展開されており、芸術鑑賞と列車の旅を存分に楽しめる。
今回は、「現美新幹線」が通常運行しないJR上野駅~JR仙台駅の区間と、JR新潟駅~JR上野駅(新潟~越後湯沢間は定期運航あり)の区間を2日間にわたり2往復貸切り運行し、東京、仙台、新潟から東北や上越、関東方面の旅行商品として企画した。なかでもJR上野駅~JR仙台駅間は、これまでほとんど運行されておらず、初めて「現美新幹線」に乗車する人はもちろんのこと、これまで乗車したことがある人も、新たな区間として希少価値の高い列車の旅を楽しむことができる限定のツアーだ。
商品例は、「<上野発>秋保・瀬波 2つの名湯・名旅館をめぐる 晩秋のおもいで3日間」(旅行代金12万5000円、出発日11月12日)、「<仙台・福島発>草津温泉と下部温泉でゆったり寛ぐ大人旅3日間」(旅行代金8万円~8万5000円、出発日11月13日、12月9日)、「<新潟発>銀山温泉散策と出羽三山神社・天童・作並温泉 2日間」(旅行代金5万円、出発日11月12日、12月8日)など。