2020年09月15日 13:36

ヤマハは、ゴルフクラブ開発のための新施設「ゴルフR&Dセンター」を同社天竜工場内に開設した。

「ゴルフR&Dセンター」は、ゴルフクラブの開発に必要な試作室、屋内テストレンジ、実打音録音スペース、耐久試験室、精密測定室などの充実した設備に、これまで分散していた開発技術者や契約プロゴルファーのサポートメンバーを一堂に集めたヤマハゴルフの新しい価値を創造するための研究・開発施設。5月から稼働しているが、今回次期モデルの開発立ち上げとともに、全ての設備の本格的運用が始まった。

屋内のテストレンジとしては、国内最大級の奥行き30m・高さ10mの広さを誇り、天候に左右されず常にベストコンディションで実打評価を行うことができる。最新鋭の測定器に加えスイングロボットを常設しており、クラブの性能を正確に測定することが可能だ。試作室は、テストレンジに隣接して設置しており、ゴルフクラブの実打テストを行いながら、すぐにその場であらゆる調整が可能になり、より迅速な製品開発を実現する。精密測定室にはゴルフクラブの寸法や角度、肉厚などの専用測定器が多数設置されており、性能向上に向けた評価を実施。また、品質維持のために欠かすことのできない耐久試験室を備えている。

同社は今後、この新しい研究・開発施設を最大限に活用し、独自技術に磨きをかけた製品の開発を通じて、ユーザーに喜びや感動を提供できるよう努めていく。

所在地は静岡県浜松市南区青屋町283。

ヤマハ