2020年09月15日 13:28
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JVCケンウッドは、浴室内死亡事故のリスクを低減する非常発報システム「浴室あんしん安全システム」を開発した。

近年、超高齢社会の中、浴室での国内年間死亡事故数は約1万9000人と交通死亡事故の約5倍もの発生件数となっており、身近に潜む大きな危険のひとつとなっている。また、COVID-19の感染拡大により、介護施設や銭湯などの利用を控えてやむを得ず自宅入浴となるケースも増えており、今後事故数はさらに増加することが想定される。このような背景の中、同社はこれまでの音響関連製品の開発で培った超音波技術を活用し、頭部位置の測定により浴室での死亡事故のリスクを低減する非常発報システム「浴室あんしん安全システム」を開発した。

同システムは、天井に取り付けた超音波センサーにより入浴者の頭部位置を測定し、頭部位置に変化があった場合、浴槽との位置関係を計測することで、約3秒で溺水等の有無を判断。一次警報として音声アラームで入浴者に通知した後、反応がない場合は約18秒後に浴室外に通報する。そして、警備会社などと連携することで、発報を受けて救助者が駆け付け、早期に救命作業を行うことが可能となる。

同社は本システムを、入浴時の安全性を高め、くつろぎの浴室空間を実現するシステムとして、ハウスメーカーや浴室・浴槽メーカー、リフォーム会社、サービス付き高齢者用特定住宅、および発報を受けて駆け付ける警備会社等の各分野に提案することで、他社との協業による早期の事業化を目指す。

JVCケンウッド