2020年09月11日 17:04
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報道ベンチャーのJX通信社と衛星データ解析システムの開発を手がけるスペースシフトは、衛星データとSNS情報の解析技術を融合させた「総合インテリジェンスシステム」を共同開発することに合意した。

地球観測衛星によって得られるデータの利用が急速に拡大する中、得られる情報は未だ更新頻度の低さや、解像度の限界から、その精度は限定的なものとなっている。一方、TwitterなどのSNSには災害や事件が発生した際に、大量の情報が目撃者や当事者から画像や映像を伴って投稿され、AI等の活用により、それらの投稿から情報を自動抽出する技術も向上してきた。

JX通信社が提供する情報プラットフォーム「FASTALERT」は、AIでSNSから災害・事故・事件などのリスク情報を収集・解析し、公的機関や企業の危機管理部署、すべての民放キー局やNHK、新聞社を始めとする多くの報道機関で採用されているサービス。この度開発するシステムでは衛星データの解析情報をSNSの解析データを元に補完することで、限られた地点の高精度なデータを広範囲に適用することを可能にし、水災などの被害範囲を広範囲に高精度に推定することを可能にする。

災害だけでなく昨今世界的な被害をもたらしているコロナウイルスなど、世界に大きな影響を与えうる事象に対し同様な処理を適用し、地球規模で衛星データを用いて起きている変化を自動解析し、その変化の実態をSNSの情報を元にして高精度に補完する技術を開発していく。