2020年09月09日 18:57

バンタンが運営する「バンタンゲームアカデミー」大阪校の生徒は、「友達と一緒に遊ぶ」ことが目的のアナログゲームの使用が難しくなった現状を受け、オンラインでも楽しめる次世代アナログゲームを開発した。

新型コロナウイルスの影響によりこれまで当たり前だった自由に友達と遊ぶことができない今、中高生を含む全国の子どもが抱えるストレスは深刻化していると言われている。また、授業のオンライン化が進むにつれ、子ども同士が対面で遊ぶ機会が減り、じゃんけんやトランプといったアナログゲームで遊ぶ機会も減っている。

そんな現状を受け、バンタンゲームアカデミー 大阪校は全校生徒を対象に、「3密」を避けてソーシャルディスタンスを保ち、新しい日常の中でも安心して遊べる次世代のアナログゲームを開発する学内コンペを実施した。最優秀作品に選ばれたのは、オンラインはもちろん、オフラインでも遊べるゲーム「グッドプレイス」。スマートフォンやゴミ箱のように普段褒めることがない身近にあるものが「お題」として出され、制限時間内にどれだけうまく褒められるかを競うコミュニケーションゲーム。

何かを褒めることでポジティブになってもらい、コロナ禍において生まれたストレスをなくしたい、という思いから生まれたこのゲームは今後、教育支援団体「ヒキタシのわ」の協力により大阪の高校へ無償で提供し、学内外で遊べる新たな遊びとして活用される。