2020年08月26日 17:53
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北大発認定ベンチャー企業のミルウスは、スマホやセンサで取得した、生活/医療情報等の個人データに、ICカードやクラウドに保管した秘密鍵による電子署名を付与してスマホ上のパーソナル・データ・ストレージ(PDS)に改竄検出可能な形で保管し、必要時に使用期間・加工/再配布許諾等のデータ制御情報とともに活用先に提供する特許を、6月22日の国内特許に引き続き、8月25日に米国特許として取得した。

本特許を用いれば、PDSに蓄積した個人データを遠隔医療機関や情報銀行等に提供する際のデータ信頼性が大幅に向上するだけでなく、欧州一般データ保護規則(GDPR)で要求される個人によるデータ・コントロールがシンプルに実現できる。

最近、注目されているパーソナルデータストレージは、プライバシー性の高い個人データをスマホやクラウド等の個人が管理する記録媒体に保管し個人が主体的に管理するため、安心してデータの保管できるメリットがある。その反面、個人データの改竄、個人データの一人歩きといった大きな課題を解決する必要があった。

本特許を用いれば、平時と感染症流行時を通したシームレスな活用が可能になる。平時は、生活・医療情報からなる個人データをスマホで取得しスマホ内や個人の管理するクラウドストレージに署名付で日々保管。一方、感染症流行時や自身が感染した場合には、行動記録や体温・血圧などの生活・医療情報を保健師等に送るとともに、匿名化・仮名化活用を許諾してビックデータ解析者に送り、真正性の高いデータによる広域の感染状況の把握等を可能にする。