2020年08月18日 14:59

JX通信社は、運営するニュース速報アプリ「NewsDigest」で、「精密体感震度」機能の提供を開始した。

自分の体感と実際の震度が少し違うと思った経験はないだろうか。体感震度とは、人の主観による震度のこと。一方で気象庁から発表される震度は、震度0~7までの10段階の「震度階級」によって決められる。この震度階級と体感震度のズレには、震度計の設置場所が自分のいる場所から離れている、震度計の設置場所と自分のいる場所とで地盤の揺れやすさが違う、自分のいる建物が揺れやすい・揺れにくいなど、いくつかの要因がある。まばらに設置してある震度計を人の体感震度で補って、より早くより正確に防災情報として役立てようというのが「NewsDigest精密体感震度」の取り組みだ。

「NewsDigest」は、ニュース速報や地震・災害速報のほか、鉄道情報など生活に必要な情報を最も速く伝える、ライフライン型ニュースアプリ。「精密体感震度」機能を利用する際は、アプリをダウンロードして、「通知」と「位置情報の収集」の許可を設定。地震が発生すると、「NewsDigest」アプリの画面上で、どの程度の揺れを感じたかをユーザーが震度にたとえて投稿できるボタンが表示される。なお、本機能は地震学者の慶應義塾大学・大木聖子准教授監修のもと、産学連携のプロジェクトで開発した。

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