2020年08月13日 15:14

ビューラーは、鹿児島県霧島市の拠点内に今春開設した画期的な搬送システム「TUBO」の体験デモ施設を、本格稼働する。

新しい発想で食品や飼料などのバルク材料を搬送する搬送システム「TUBO」は、密閉されたパイプ内の材料を、TUBITと呼ぶ器具を使って連続搬送を実現した世界初のチューブコンベアシステムだ。ステンレス製のパイプは垂直、水平、斜めに配管できるため、一本のパイプで立体的なレイアウトが可能。チェーンやコンベアを使った従来のシステムに比べて設置場所をとらず、消費エネルギーも少なくてすむ。ビール原料となる麦芽や大麦、小麦粉などの粉粒体のほか、コーヒー豆やナッツなどのデリケートな製品もやさしく搬送可能。ステンレス鋼製パイプを採用、またすべてのコンポーネントが米国食品医薬局(FDA)により認定されており、高い衛生水準を確保している。

今回、鹿児島県霧島市の上野原テクノパーク内にある同社拠点内に、20mの搬送ラインを備えた搬送システム「TUBO」を設置。ユーザーは、実際に機械を見て触れるだけでなく、タッチパネルを用いて操作することができる。また、ユーザーが持参した搬送物を実際にTUBOで搬送して、搬送状態を検証することも可能だ。

所在地は、鹿児島県霧島市国分 上野原テクノパーク5 1137番73(ビューラー 国分ダイステーション内)。

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