2020年08月12日 11:51

ユーアールエーが運営する淡路ハイウェイオアシスは、8月8日より、淡路島玉葱サラダ専用「生一番」を新発売した。

兵庫県立淡路島公園内に位置し、島内の玄関口となる「淡路ハイウェイオアシス」は、明石海峡を眺めながら、地元ならではの旬の食材を存分に味わえるレストランや、淡路島の特産品などショッピングが楽しめる淡路物産館を併設する、島の魅力ぎゅっと詰め込んだ施設だ。

淡路島の玉ねぎと言えば、大きく肉厚で、柔らかく、甘いのが特徴だが、スライスしてそのまま生で食べられるのは春に収穫される、いわゆる「新玉」と呼ばれる早生の玉ねぎ。夏以降に収穫される中生や晩生の玉ねぎは長期保存に向き、甘みもあるが、同時に辛みも強く、加熱することが前提の玉ねぎであるため、あまり生食向きではない。長期保存ができ、夏~冬に「生」で食べられる玉ねぎがあったら。そんな人々の声に応え、淡路島玉葱サラダ専用「生一番」を販売する。

「生一番」は、10年ほど前に淡路島の農家で生産が流行した玉ねぎの品種。夏以降も長期保存ができ、みずみずしく、辛みが少なく生食向き。収穫量も多く、良いこと尽くめの玉ねぎかと思われたが、実際に栽培してみると肥料のバランスが難しく、病気にもかかりやすいことが分かった。生産と管理の難しさから敬遠され、年々生産する農家も減少してしまった。しかし、南あわじ市の「原田青果」では、この品種の可能性を信じ、「中嶋農法」導入などの研究を重ね、販売可能な安定した品質を獲得することに成功した。

淡路ハイウェイオアシス